蓬莱の人の形

  藤原 妹紅 − Fujiwara no Mokou
 

名前  :藤原 妹紅(ふじわらのもこう)
     Fujiwara no Mokou

種族  :人間
能力  :老いる事も死ぬ事も無い程度の能力

身長  :不明

職業  :不明
所在  :迷いの竹林の何処か(「東方求聞史紀」より)


二つ名 :蓬莱の人の形(東方永夜抄)
     紅の自警隊(東方求聞史紀)

テーマ曲:月まで届け、不死の煙(東方永夜抄)

登場作品:東方永夜抄・文花帖


藤原 妹紅

  蓬莱の薬を服用し、ずっと生き続けている人間。

 能力:老いる事も死ぬ事も無い程度の能力

  蓬莱の薬によって後天的に備わった不老不死の能力。
  食べなければお腹はすくし、怪我をすれば痛い。
  でも死ぬ事は無い。

 その他

  成長しない人間は同じ場所では暮らせないため、転々と住む場所を
  変えながら暮らしているうちに幻想郷に流れ着く。

  人里離れた山奥で妖怪みたいにひっそりと暮らす様になっていたが、
  輝夜と出会ってからは殺しあう日常を送っている。

  今でも輝夜は憎い。それに輝夜は私を消そうとしてくる。でも、死ぬ
  事はない。なんて充実した毎日だろう。人里離れた山奥にあるこの地
  は、本当の蓬莱の地に違いない。
  生きているってなんて素晴らしいんだろう。

  妹で紅、という名前は、自分”も紅”色に染まれ、と言う意味。


簡易履歴

  貴族の家の娘として生まれる。
  余り望まれた子では無いようで、その存在は隠される。
   ↓
  妹紅の父、ある身分の低い娘(蓬莱山輝夜)に求婚して、
  難題を吹っかけられ恥をかかされる。
  妹紅は一矢報いようとするが、近づく事も出来ず。
   ↓
  輝夜が月に帰る。
  妹紅、せめてもの復讐に、輝夜と一緒に住んでいた人間から
  輝夜が残したという「薬の壺」を奪う(殺害して強奪?)
   ↓
  妹紅、「薬の壺=蓬莱の薬」を服用。
  不老不死化により人の世に居られなくなり姿を消す。
   ↓
   ↓
  幻想郷にて、月に帰った筈の輝夜と邂逅。
  輝夜と殺しあう日常が始まる。
   ↓
   ↓
  輝夜にけしかけられた人妖と戦闘(東方永夜抄Extra)
   ↓
   ↓
  文の被写体になってみたり(東方文花帖)


Hukkunから
性格は好戦的で炎を操って戦う
モチーフはフェニックスで毎日輝夜との殺し合いに興じる

以下俺の手持ち辞書より

蓬莱の人の形 藤原 妹紅 (東方永夜抄・文花帖)
Fujiwara no Mokou

元・普通の人間。
かの藤原不比等(659-720)を父に持つ大貴族であるが、妹紅は望まれた子ではなかったため、その境遇が裕福なものであったかは疑問が残る。

さて、竹取物語にて不比等は輝夜に大恥をかかされ(「蓬莱の玉の枝」の項を参照)、ついには失踪してしまう。
これ以来輝夜を敵対視してきた彼女であるが、帝の懸想をも受ける輝夜である、近づくこともままならない。
結局手が出せないまま月に帰ってしまった(と思われた)。
本人は取り逃がしたが、せめて彼女が残したと言う薬だけでも奪ってやろうとした妹紅。
その試みは成功し、薬――蓬莱の薬――を服用した妹紅は不老不死となる。

それ以来彼女は各地を転々としたのち、人里離れた山奥、幻想郷に腰をすえる。
身を隠さなければならない者の必然か、輝夜も幻想郷の住人となっていた。
ここで輝夜と再会した妹紅は、輝夜との殺し合いを生き甲斐とするようになり、現在でもその関係は続いている。
輝夜のほうは、自分が赴かず刺客を送ることも珍しくないようだ。

そんな過去もあり、東方キャラ中で彼女ほど諦観という言葉が似合う者もいない。
永夜抄エキストラでは狂言じみた言い回しが目立ち、不老不死である自分を笑い飛ばすしかなくなっているような、そんな印象を受ける。
まあこの辺は筆者の主観だが。
以前は里ではまったく知られない存在だった(輝夜ないしその刺客との戦いのため、謎の妖怪退治集団と思われていた)のだが、最近は人里に現れ竹林の護衛を請け負うこともあるといい、一般人との関わりを持つようになってきたようだ。
何故今になってスタンスを変えたのかは不明。
自称、健康マニアの焼き鳥屋。

♪ 月まで届け、不死の煙